埼玉県奥秩父にある三峯神社奥宮参拝と宿坊「興雲閣」に宿泊&日帰り入浴したレポートです。
最終更新日 | 2016/6/12 | 訪問日 | 2016/6月・2015/1月・2012/10月・2011/3月 |
【三峯神社 興雲閣】基本情報
みつみねじんじゃ こううんかく
住所:〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298-1
TEL:0494-55-0241 FAX:0494-55-0328
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付11800円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応× 自炊×
素泊まり5,400円 1泊朝食付8,100円
口コミ総合評価:じゃらん4.5点、楽天トラベル4.12点、るるぶトラベル4.2点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆三峯神社が好き
◆神社・パワースポット巡りをしている
◆神社の境内で宿坊体験をしてみたい
◆奥秩父の登山基地に
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【日帰り入浴】
営業時間:平日10:00~19:00 祝日9:30~19:00
料金:600円 タオル100円 個室休憩3,000円/2時間
アクセス
◆車
・東京から:関越道「花園IC」より国道140号線、皆野寄居バイパス経由で約1時間半。又は国道16号・入間市より国道299号+国道140号経由で約2時間。冬期はスタッドレス又はチェーン必携。
・山梨から:中央自動車道・甲府昭和ICより国道140号線、雁坂トンネル経由で約2時間半。(大滝村栃本方面からの駒ヶ滝トンネル内は右折ができませんので、一度直進でトンネルを抜けてからUターンして下さい)ドラぷら
◆電車+バス@
・池袋から:西武鉄道・特急レッドアローで西武秩父駅まで1時間20分。三峯神社行き急行バスで 約1時間30分(下記参照)あるいは御花畑から秩父鉄道に乗り換え終点の三峰口駅へ、そこから西武バスで三峯神社へ。
・八王子から:JR八高線で東飯能駅へ、東飯能駅から西武鉄道に乗り換え西武秩父駅へ。三峯神社行き急行バスか御花畑で秩父鉄道に乗り換え、終点の三峰口駅より西武バスで三峯神社へ。
・上野から:JR高崎線で熊谷駅へ、熊谷駅から秩父鉄道に乗り換え終点の三峰口駅へ、そこから西武バスに乗り換え終点の三峯神社へ。西武観光バスの急行便(西武秩父駅~三峯神社)時刻表 Yahoo!路線・楽天トラベル高速バス予約
地図
【三峯神社内 興雲閣 宿泊&温泉スタンド】
今回は埼玉県秩父山麓にある「三峯神社」の境内にある「興雲閣」という
ホテル(宿坊)の日帰り温泉に行ってきました(後日宿泊したレポも掲載しています)。
もちろん、温泉がメインの目的ではなく、神社参拝・奥宮までの登山が目的です。
三峯神社の麓には市営駐車場があり、乗用車1日510円です。
埼玉県とはいえ奥秩父は標高1,000mもあり、
冬は降雪も多いので、スタッドレスタイヤが必要です^^
大雪で西武バスが運休になることもありますよ。
駐車場から階段を上り、左手の道路を進むと本殿までは500mほどの距離です。
駐車場上からの景色がすでに素晴らしすぎる~
駐車場から左へ100mほど歩くと、参道入口の鳥居があります。
そこからさらに道なりに100mほど歩くと、
本殿に向かう参道にある山門があります。
山門向かいにある奥宮遥拝所でお参りしてから奥宮に向かいました。
【三峯神社 奥宮遥拝所】
山に登れない方は、駐車場から本殿に向かう途中に奥宮遥拝所でお参りします。
崖っぷちに突き出すように建っている遥拝所。
ここからの眺めがすばらしく、神々しい雰囲気に包まれています。
6月の景色。新緑が綺麗です。左手には秩父の街も見下ろせます。
午前中早い時間帯には雲海も見えるそうですよ。
3月の景色。
奥宮からこちらは見えないので、遥拝所からも奥宮の拝殿は見えませんが、
山のてっぺんあたりですかね~。
ちなみに、宮司さんがおっしゃるには、
晴れた日は私の実家の方にある病院の建物まではっきり見えるのだそうで、驚きました(*_*)
120km離れています^^
【三峯神社 奥宮参拝】
奥宮の山開きは毎年5月3日。奥宮参拝は5月3日~10月9日までです。
奥宮へは上り1時間~1時間半、下り40分~1時間の登山となります。
夏は虫よけ対策、日焼け対策が必要になると思います。
奥宮参道入口
神社の参拝とはいえ、道中は登山道なので、軽登山の服装が必要です。
普段歩いき慣れていないと、重度の筋肉痛になるかもしれません^^
登山道入り口の売店と自販機を過ぎると、以降はお店もトイレもありません。
飲料水は500mlのペットボトル1~2本用意していた方がいいです。
朝食にマックを食べたら塩分過多で喉が渇いて死にそうになりました^^
また、熊注意の看板も出ているので、熊鈴も必要になると思います。
登山道では山ガールも結構いました♪
若い女性は、一人の方が多いです。
社務所で、奥宮に行きたいと申し出ると、ストックを貸してくれるそうです。
なくても、登ることはできますが、膝が弱い方は、あった方が楽かもしれません。
途中で雲取山(日本百名山)に行く登山道に分かれています。
雲取山は、1日がかりの本格登山ですね。
入口のところに、遭難した場合に備えて、氏名住所を書く紙が置いてあります。
三峯神社の奥宮への道は、
最後に鎖場まであって、修験道のための神社といった雰囲気です。
極真空手の道場の方々が、たびたび合宿しにやってくるそうです。
頂上に行くまでに、いくつも鳥居があります。
この写真は一番最後の鳥居なのですが、
この鳥居をくぐる時、頭から何かが引っ張られるような感覚を受け、
ここが結界です!と言わんばかりでした。
ちょっと面白かったので、何度も鳥居を往ったり来たりしていました(^_^)
この日は閉山前日だったからなのか。
普段からこのパワーだとすると、凄い神社だなぁと思います。
*山開きの時以外も登山はできますが、神様は下に降りてきています。
頂上の奥宮。
お犬様
残念ながら、奥宮の拝殿から周囲の山々を見渡すことはできません。
平日にもかかわらず、人の往来が多かったです。
奥宮の前は畳6畳分くらいのスペースがあり、奥にも祠のようなものがあります。
後から来た家族はここでシートを広げてお弁当を食べていました^^
【三峯神社 鳥居~本殿】
山登りで一汗かいたら、本殿の敷地内にある温泉へ♪
その前に、お参りです(^_^)
奥宮から戻り、本殿に向かいます。
境内見取図。
鳥居横の狛犬。
三峯神社の眷属は、ニホンオオカミ(お犬様)です。
狛犬は結構怖い顔をしています。
余談ですが、秩父地方は絶滅したはずのニホンオオカミを目撃したという情報があるそうです。
実在するオオカミではなく、お犬様の御心霊だったのかもしれません^^
たまたま参拝した後にテレビをつけたら、NHKスペシャルでやっていました。
本殿の方は、日光東照宮の眠り猫で有名な左甚五郎作らしく、
派手な色彩のきれいな建物でした。
本殿左下には、大小4本の御神木があるのですが、
とても気が柔らかく、癒しのパワーを発していました。
木の根元まで歩いて行って触れます。
この御神木は縁結びに御利益があるとのことでした。
【三峯神社 ご祈祷 お守り おみくじ】
三峯神社といえば、ご眷属のお犬様を拝借できる全国でも珍しい神社です。
御眷属拝借のご祈祷4,000円、専用の木箱2,000円。
*一般のご祈祷は5,000円~で、御眷属拝借とは別のご祈祷&料金となっています。
1年後にお返しする際に開封したお札。右は専用の木箱です。
盗難除け・火災除けとご利益は高そうですが、
粗末にしたら大変なことになりそうです。
1年でお返ししなければなりません(郵送でも可だそうです)。
といいつつ、1年数か月経ってしまってからお返ししました。
神職の方には何も咎められませんでしたが、ごめんなさい(>_<)
毎年お参りするのが大変だという人は、
「一代守り」というお守りもあります(500円)。
6月に訪問した時には、夏越大払式の人形払いがあったので、お願いしてきました。
白い人形に名前と年齢を書き、
体を摩って最後に念じながら3回息を吹きかけるというものです。
1人500円(家族複数人の場合まとめて1,000円)。
郵送での送付は6月25日まで。
こちらは毎月1日に限定で頒布される「白い氣守」です。
白色以外の「氣守」は常時頒布していますが、
白い氣守」巷ではかなり人気のようで、毎月1日には長蛇の列ができるのだとか。
頒布は10:00~17:00まで。
こちらはおみくじ。
金色の七福神のお守りが入った100円のおみくじがお気に入りです。
書いてある内容はその時に考えていたことドンピシャだったりします。
【三峯神社 カフェ 小教院】
境内の横には、神社が経営しているカフェがあります。
カフェ「小教院」の外観。
店内
来るたびにコーヒーゼリーを食べています(1日20食限定)。
小教院のメニュー
明治・大正時代のレトロな雰囲気で、
街の中にあっても素敵なカフェです。
神社の境内にあると、余計にありがたい感じがしますね(^_^)
定食などの本格メニューは、興雲閣1階の食堂で食べることができます。
【三峯神社 宿坊 興雲閣 日帰り入浴&宿泊】
境内奥にある鉄筋コンクリートの白い建物が「興雲閣」という温泉付き旅館(宿坊)です。
宿泊は1泊2食付11,800円~、1泊朝食付8,100円~、素泊まり5,100円~
日帰り温泉は600円で、タオルは別途100円です。
営業時間:平日 午前10時半~午後7時、土 午前9時半~午後7時
*たまにボイラー故障のこともあるので、お電話してからお出かけください。
*2016年秋以降は供給していた温泉に不具合があるため、
新たな供給先が見つかるまでは真水の沸かし湯になっているということでした。
この日は、誰もいませんでした^^
女湯の浴槽。
6~8くらいは入れる大きさです。
温泉は自家源泉ではなく、麓の大滝温泉からローリーで運んでいるそうです。
内風呂が1つだけですが、アルカリ性なので浴感は滑らかで良かったです。
塩分が多いので、体の芯からポッカポカになります。
塩素の匂いはほとんどわからない程度でした。
*2015年1月訪問時には塩素臭が結構しました。でも、ツルツル感のあるお湯でした。
ちなみに2015年初頭はシーズンオフでキャンペーン中だったので、
1泊2食付8,000円くらいで宿泊できました。開山後は税込11,800円です。
部屋も8畳間に広縁あり、テレビあり、トイレは共同ですが廊下のすぐ外でした。
こちらは夕食。鍋物あり、刺身に岩魚の塩焼き、煮物、茶碗蒸しなど。
食事も値段の割には意外と充実していました。
朝7:00~本殿でご祈祷も受けてきました。
客室から見える境内の景色。
この日、秩父地方は豪雪で、秩父駅から三峯神社を往復する西武バスも運休になったほどでした。
三峯神社は標高が高く、降雪があると雪かきが終わるまで時間がかかります。
特に大滝から奥は標高が高いため、市内よりも気温が低く、冬は凍結しやすいです。
冬場に車で行くときにはスタッドレス推奨です。
【三峯神社 興雲閣 宿泊の感想】
大雪の降る日でしたが、人がいなくなった夕方から早朝にかけて静かな境内は格別でした。
神職の方も、宿坊のスタッフの方たちも、とても丁寧に接していただけました。
温泉旅館として考えると評価が難しくなりますが、
宿坊として考えると、一人部屋で設備もそこそこ整っていて、
食事もそこそこ美味しかったので、お値段的にも十分満足できました。
部屋の広さ★★★★4.0
設備★★★4.0
アメニティ★★★3.5
清潔感★★★★4.0
接客サービス★★★★4.6
飲食★★★★4.2
泉質★★★3.8
【三峯神社 興雲閣 三峯神の湯 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1
◆源泉
源泉:大滝温泉から引き湯 源泉温度32.5度 湧出量?
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性温泉) ph8.5
態様:循環ろ過 加温 塩素消毒あり、塩素臭レベル★★
効能:慢性消化器病、慢性婦人病、神経痛、疲労回復、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性呼吸疾患
三峯神社 興雲閣 予約サイト |
*予約サイトは掲載時の情報です。取扱会社の変更がある場合もございますのでご了承ください。
【秩父その他の温泉情報】
お湯にこだわるのであれば、麓から秩父中心部にかけていくつも温泉がありますので、
境内に宿泊はせずに、お参り後に日帰り湯として立ち寄るのでも十分です。
神社を下りてすぐのところに、
道の駅 大滝温泉「遊湯館」という日帰り温泉もあります(塩素臭あり)。
大人600円
営業時間
4/1~11/30 10時~20時
12/1~3/31 10時~19時
定休日:木曜日(祝日を除く)
長瀞方面で少し離れていますが、「満願の湯」もおススメです。
渓谷沿いで露天風呂からの眺めが良いです。
10:00~21:00 大人800円
秩父の温泉宿でおススメなのは、
柴原温泉 かやの家(日本秘湯を守る会)
または
新木鉱泉旅館(日本温泉遺産を守る会)です。
天然温泉で塩素臭もなく、食事も良いと評判です。
ちなみに、秩父周辺で一番人気の宿は小さなホテル セラヴィでした。
天然温泉ではなく鉱石を使った人工温泉で、なおかつ、長瀞方面と三峯から離れています。
【奥秩父の温泉スタンド】
最後に。
三峯神社の帰りに温泉スタンドというのにも寄りました。
ガソリンスタンドのセルフサービスのように、
コインを入れてホースからタンクにお湯を汲むというものです。
40Lで100円くらいだったと思います。
家で温泉気分を味わえるなんて、温泉地の人は羨ましいです。
温泉水を持って帰るというのも、裕気取りには最高ではないでしょうか。
住所:秩父市大滝1800 (三峯神社から秩父市内に向かう道沿い)
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住所:秩父郡小鹿野町飯田2264-7(毘沙門水から秩父市内に向かう道沿い)
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住所:秩父市大滝985番地
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秩父周辺の温泉宿 宿泊予約サイト |
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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